- 出演者
- 小泉孝太郎
職人ワゴンに乗り込んだのは5人の腕利き職人たち。職人たちは、スペイン・ギマランイスに訪れた。ギマランイスは中世から残る教会や修道院など歴史的建築物が数多く立ち並んでいる。依頼場所はヌーノ・シモンズ保育園。この保育園には生後4か月~6歳の子どもが通い、約200人が在籍している。室内の壁の老朽化や壊れた遊具などを確認した。人件費と維持費で予算はオーバー。建物の修理までお金が回らないという。ボロボロになった多目的ホールの壁から作業を開始した。作業をするのは左官職人の奥野雅晴。奥野は3色の漆喰を用意し、壁にまだら模様に塗った。
世界!職人ワゴンの番組宣伝。
奥野は3色の漆喰を用意し、壁にまだら模様に塗った。このまだら模様は、奥野が子どものために考えたある仕掛けだった。今後は全面に漆喰を塗り、子どもたちを呼びにいった。壁には漆喰から飛び出す紐があった。
世界!職人ワゴンの番組宣伝。
奥野は3色の漆喰を用意し、壁にまだら模様に塗った。このまだら模様は、奥野が子どものために考えたある仕掛けだった。今後は全面に漆喰を塗り、子どもたちを呼びにいった。壁には漆喰から飛び出す紐があった。紐を引っ張ると紅葉が顔を出した。一方、教室では家具職人の清野正昭がおもちゃの修理を行っていた。修理したおもちゃを受け取った子どもたちは笑顔になっていた。左官職人の奥野雅晴は残りの壁を塗っていく。全ての作業が完了しお披露目が行われ、子どもたちや保育園の職員は喜んだ。
職人ワゴンに乗り込んだのは5人の腕利き職人たち。職人たちは、スペイン・カセレスに訪れた。カセレスは街全体が世界遺産となっている。依頼人によると、カルバハル宮殿を修復してほしいという。この街には木で作られた古い家具を治せる職人が殆どいないという。どの家具も古く歴史的価値のあるものなので、見た目は絶対に変えてほしくないというのが条件。職人たちは家具など修復してほしい箇所を確認した。直してほしいものは「古いベンチ」「100年以上前の棚」「窓枠」。宮大工の菊池利光は100年以上前のベンチの修復を行った。ベンチの足は全てがボロボロのため、元の装飾がどういったものか完全には分からなかった。ベンチの腐っていた部分を削っていく。元のベンチの切り口の部分に窪みを作り、新しい木には出っ張りを作り、木組みを作った。日本伝統の技術だという。次に、元の形が分からない装飾部分に取り掛かる。菊池は古い材料の痕跡を見て装飾していった。こうして無事ベンチの修復に成功した。
- キーワード
- カセレス(スペイン)カルバハル宮殿
次に修復するのは貴族が愛用していたという100年以上前の棚。修復するのは家具職人の鈴木大輔。鈴木はまず中途半端に残っている彫刻を剥がしていった。修復に必要なのは1mmの板。現地のホームセンターを訪れるも板が手に入らなかったため、鈴木大輔はかんなくずで代用することにした。
- キーワード
- カセレス(スペイン)カルバハル宮殿
世界!職人ワゴンの番組宣伝。
次に修復するのは貴族が愛用していたという100年以上前の棚。修復するのは家具職人の鈴木大輔。修復に必要なのは1mmの板。現地のホームセンターを訪れるも板が手に入らなかったため、鈴木大輔はかんなくずで代用することにした。1mmの板を作り塗装し無事、棚が綺麗に蘇った。
- キーワード
- カセレス(スペイン)カルバハル宮殿
大工の今井達也は、宮殿の窓枠を修理する。修復にあたって条件があり、外観を変えることができないという。窓枠を取り外し解体していく。窓枠を解体したところ、木が腐っている部分があった。腐った部分は交換し、腐ってない部分は生かしてうまくはめ込んでいくという。
世界!職人ワゴンの番組宣伝。
大工の今井達也が宮殿の窓枠を修理。窓枠は釘もビスも使っていない「四方胴付きほぞ」という木組みの技術を使って組み立てられていたことが分かった。今井は同じものを作り上げ合体させるという。組み上がった新しい窓枠を元の位置にはめようとしたところ、建物に歪みがありうまくはまらなかった。翌日、ミリ単位で微調整しようやく窓枠の修復が終わった。こうして、ベンチ、棚、窓枠、計3点の修復が完了した。
- キーワード
- カルバハル宮殿
5人の職人たちは、ポルトガル・フォスコアを訪れた。依頼者は運営している老人ホームを修復して欲しいという。この老人ホームは現在75歳から95歳の65人が入居している。中を見てみると、天井にはカビ、錆びた手すりなどボロボロなところが多かった。施設の裏口は、ストレッチャーに乗せて運ぶ通用口にもなっているが大量の石が放置され、スロープも急なうえにガタガタだった。すぐ目の前が車道なのでスロープを伸ばすことはできない。番組始まって依頼の大規模修理になるという。
世界!職人ワゴンの番組宣伝。
今井達也・菊池利光・奥野雅晴は、危険な裏口を修理する。石屑を取り除き、コンクリートを砕いていった。2時間で石屑を全て片付けて綺麗にした。ここから奥野がコンクリートを敷き詰め土台を作っていった。半日かけ土台部分が完成。今回はロープの代わりに昇降システムを作るという。鉄骨を使い骨組みを作り土台に設置。ウインチを使い電動で乗り場が上下する仕組みを作った。スロープも新しく作り直していた。
- キーワード
- フォスコア(ポルトガル)
世界!職人ワゴンの番組宣伝。
塗り直したスロープはザラザラしていた、これはかき落としと言い、滑り止めの効果があるという。こうして裏口が危険な老人ホームの修理が終了した。
- キーワード
- フォスコア(ポルトガル)
世界!職人ワゴンの番組宣伝。