きのう新橋演舞場で客から満足の声が上がっていたのが舞台「カルメン故郷に帰る」。戦後の東京でダンサーとして働く藤原紀香演じる主人公リリィが、故郷の和歌山に戻り人々の心を動かしていくハートフルコメディ。1951年に公開された映画を舞台化したもの。番組で注目したのは演出を務める錦織一清さん。少年隊として1985年にデビューし、リーダーとして活躍。1999年につかこうへいさんの「蒲田行進曲」出演以降、舞台演出にも関わるようになった。出演する側から演出する側に回った錦織さんが今何を思うのか。錦織さんに密着した。開演2時間前、舞台から音響チェックを行う。細かい修正を指示。演出家としても熱い思いを見せる。本番には音響席で見守っていた。