きのう経営統合の協議入りを発表したホンダと日産。半年後の来年6月には経営統合に最終合意。再来年持ち株会社に移行する考え。全世界で9000人を削減するとリストラ策を発表したばかりの日産。経営統合を急ぐ背景は経営不振。実現すれば世界3位の自動車メーカーが誕生することになる。どちらが主導権を握るのかも注目される。日産自動車・内田社長は「どちらが上、どちらが下ではなく共に未来を切り開く仲間として5年後、10年後に今回の判断は正しかったねと」。ただ持ち株会社を作る際にはホンダが社長を指名するなどホンダ主導が鮮明となっている。一緒にやるうえで惚れたところは?との質問にホンダ三部社長は「難しいな。伝統もありますし独自の企業文化もお持ちだし過去名車もたくさん出している名門企業、非常に尊敬に値する会社だと思っている」。会見の約2時間前、元日産自動車会長・カルロスゴーン被告が逃亡先のレバノンで会見を開き今回の統合を批判した。