天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが一昨日、初めて一人で公務に臨んだ。国立公文書館を訪れる。「夢」をテーマにした「源氏物語」などの平安文学の特別展示を鑑賞された。愛子さまは学習院大学文学部で古典文学を学ぶ。「窺原抄」と「湖月抄」の関係について鋭い質問をされたという。国立公文書館・星調査員は「窺原抄と北村季吟の湖月抄との関係はどういったものですかという質問があった。大変勉強している方ではないとそういった質問にはならないので驚きました」。帰り際には「夢を通じて平安時代の心のあり方に触れることができました」と感想を述べられた。愛子さまについて、側近は「物を大切にされている」と話す。淡い水色のバッグは過去の映像をみても同じバッグを持っている。その思いは皇后・雅子さまも。側近によると、皇后雅子さまが結婚前から愛用する乗用車「カローラ2」を運転された日があったという。30年以上も前の車を今も乗られていることについて、側近は「両陛下も愛子さまも車だけじゃなくて物を大切にされている」。6月下旬には英国を公式訪問される予定。バッキンガム宮殿での歓迎行事などに出席されるほか、オックスフォード大学への訪問も検討されている。