メキシコのユカタン半島にあるリゾート地などを1500キロ以上にわたって繋ぐ巨大プロジェクト「マヤ鉄道」が一部開業した。ロイター通信によると総事業費は280億ドルにのぼるという。このうちの一部にあたるカンペチェからカンクンまでを繋ぐ473キロが完成し、カンペチェの駅で開通式が行われた。「マヤ鉄道」の沿線にはマヤ文明の遺跡などがあり、建設に伴い10万人以上の新たな雇用を生む他、観光客の増加も見込まれている。メキシコ政府は来年2月下旬には全線開通させる計画だという。なお沿線の工事を巡っては、環境問題への懸念があるとの指摘も出ている。