イスラエルはイランからのミサイル攻撃への対抗措置を取る構えで、石油生産施設を攻撃する可能性も伝えられている。米国のバイデン大統領は、記者団から「イスラエルがイランの石油生産施設を攻撃することを支持するか」と問われたのに対し、「協議中だ」と述べた。これを受けてニューヨーク原油市場では「攻撃の対象となる可能性が否定できない」との受け止めが広がり、国際的な取り引きの指標となるWTIの先物価格が一時1バレル74ドル近辺まで上昇した。これは約1か月ぶりの高値水準。一方バイデン大統領の発言に関連し、国防総省の副報道官は具体的な対抗措置については言及しなかった。