二酸化炭素を多く排出する製鉄所などが建ち並ぶ千葉県の京葉臨海コンビナートでのカーボンニュートラルを目指す協議会が開かれ水素やアンモニアの供給を共同で受ける拠点の整備に向けて検討を始めることなどで一致した。京葉臨海コンビナートは千葉市から富津市までの南北およそ40キロにわたる日本最大のコンビナートで千葉県は産業部門の二酸化炭素の排出量が全国で最も多くなっている。コンビナートの2050年までのカーボンニュートラルの実現を目指す協議会が開かれ立地する企業12社や県などが出席した。この中ではカーボンニュートラルを実現していくイメージとして石油や天然ガスなど化石燃料由来のエネルギーや物質を減らし代わりに水素やアンモニア、それに廃プラスチックなどの活用を広げていく方針が示された。そのうえでさまざまな業種の12社が共同で水素やアンモニアの供給を受けるため新たな拠点やパイプラインの整備を目指して調査を始めることで一致した。