日本が国連の安全保障理事会の非常任理事国としての任期を今月末で終えるのを前に、日本の山崎国連大使がNHKのインタビューに応じ、ガザ地区での停戦を実現できないまま任期を終えることに“心は重い”と振り返った。日本は去年とことし安保理の非常任理事国を務め、ことし3月には議長国としてガザ地区での即時停戦を求める初めての安保理決議の採択に尽力した。この決議について、山崎和之国連大使は“米国が拒否権を行使しないと分かったのは会合が始まる直前だった”と明かした。山崎大使は「採択会合が開かれる30秒まで、本当にギリギリまで腐心した」と述べた。しかし、その後もガザ地区での停戦が実現していない現状については、「安保理の任期はもうすぐ終わるが、心は非常に重い。現実に人が救われなければ価値がない」と述べた。