イスラエル軍がガザ北部の住民に退避勧告を出したことを受け、イスラエル国内では緊張が高まっている。イスラム教の礼拝が行われる金曜日、ハマスがこれに合わせてパレスチナ人に抗議行動を行うよう呼びかけていたことも有り、現地でも厳重な警戒態勢。ガザ地区は人口密度が高く、半分ほどの100万人以上が退避するのは非現実的で、避難先確保の目処も立っていない。現地ではハマスが「偽情報」として、通告を無視するよう呼びかけているとの情報も。イスラエルの安全保障の専門家は、何があろうとイスラエルは地上侵攻に踏み切るという見通しを示していて、大規模被害も予想される。今回の通告は国際社会へのアピールとの見方も。