戦闘が続くガザ地区で10歳未満の子どもを対象にした国連機関によるポリオのワクチン接種が1日から始まった。ワクチンの接種を進めるためイスラエルとイスラム組織ハマスは地域を限定して戦闘を一時休止する期間に入った。今のところワクチン接種を妨害するような攻撃などの情報はないが、戦闘が確実に休止されるかが焦点。香港・TVBが伝える。国連とパレスチナの保健当局は1日、ガザ地区で大規模なポリオのワクチン接種を開始した。数十万人の子どもにワクチン接種を行うためイスラエルとハマスの間で人道的な戦闘休止が合意されている。WHO(世界保健機関)は感染の拡大を止めるには少なくとも9割の子どもにワクチンを接種する必要があるとする。国連とガザ保健当局の職員2100人余りが動員された。WHOによると120万人分のワクチンがガザに届いたとのこと。また今後約40万人分が届く。