2025年8月16日放送 17:30 - 18:50 TBS

報道特集
△戦後80年「治安維持法で投獄の103歳が語る」

出演者
伊藤隆佑 村瀬健介 國本未華 日下部正樹 山本恵里伽 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

ニュースラインナップ

特集は戦後80年弾圧された女性たち、治安維持法最後の生き証人。米ロ首脳会談停戦合意に至らず。トランプ大統領成果はあったのか。Uターンラッシュ今日がピーク。大谷翔平首位攻防戦。

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(ニュース)
停戦合意に関する進展なし

日本時間きょう未明。プーチン大統領とトランプ大統領が合流した。その後大統領専用車のビーストに乗って移動するという異例の待遇となり、さらに1対1の予定だったが3対3の会談となった。2時間半後の会談後、共同会見ではプーチン大統領はウクライナ情勢について終止符を打つことに真剣に取り組んでいると話し、トランプ大統領は会談でほとんどの点で合意したとしながらもいくつか重要な点で合意には至らなかったと話した。ウシャコフ大統領補佐官は、ゼレンスキー大統領らを含めた2回目の会談は協議されなかったと話した。停戦については進展は無かったが、ロシア側は一定の成果があったとみられる。専門家によると、プーチン大統領は個人的な関係維持を世界に印象付けることに成功していると述べた、更にロシア側はウクライナに事実上の降伏を求め、従来の強硬な主張を変えず。停戦合意を先送りし追加制裁をかわすことができた。

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アメリカに成果はあったのか

会見後トランプ大統領は保守系のニュースで自己評価をきかれ、10点満点と答えたが停戦合意には至らなかった。共同会見ではプーチン大統領は約8分間話したが、トランプ大統領は約4分間の会見となった。トランプ大統領は多くの点で合意したと話しつつも、記者団の質問に応じず停戦に向けての進展も不明。トランプ大統領は首脳会談前にはロシアが停戦に応じなければ厳しい措置を科すと警告したが、和平の実現を急ぐ所をプーチン氏につけこまれた姿勢になった。

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速報 「18日にトランプ氏と会談」と発表

ウクライナのゼレンスキー大統領は自身のSNSで米ロ首脳会談についてトランプ大統領と電話会談し、ヨーロッパの首脳も交えて協議したと明かし、トランプ氏からの招待で18日ワシントンを訪れ首脳会談を行うと公開した。また、ゼレンスキー大統領は重要な問題は首脳レベルで議論すべきで、そのために3者協議の枠組みが適切と示した。今回の首脳会談についてキーウの市民はプーチン大統領への厚遇ぶりは適切ではないと非難している。

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Uターンラッシュ きょうがピーク

Uターンラッシュは今日がピーク。東京駅ではお盆休みを故郷や行楽地で過ごした人たちで混雑した。明日もピークが続き上りで混雑が予想される。空の便では日本航空、全日空ともに今日が帰国便の混雑のピークとなっている。高速道路でも各地で渋滞となっている。午後5時現在、中央道 八王子JCT付近で18kmなど、渋滞情報を伝えた。

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大谷翔平vs首位攻防戦

ドジャースタジアムで行われたドジャース×パドレスの試合、3回裏に大谷翔平はセカンドゴロも大谷は俊足を活かしセーフ。この間に3塁ランナーがホームに帰るなどドジャースは一気に逆転する。7回にはT.ヘルナンデスが決勝点となるソロホームランを放ち3-2で勝利したドジャースは連敗を止めた。

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(気象情報)
気象情報

静岡・天竜では6時間で375.0ミリの猛烈な雨となっている。全国の天気予報を伝えた。

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天竜(静岡)
(特集)
「屈辱的な拷問」女性の訴え

山形・米沢市にある小さな戦争資料館。ここに特高警察の心得が分かる貴重な資料が残されている。特高警察講義要綱は、山形県警の特高課が講義用に作成したとみられる。冒頭でいきなり「帰一シ奉ルトハ全身全霊ヲ陛下ニ捧グルコト」という一文がある。特高警察は天皇陛下のために一丸となって職務を遂行するという意味。資料には取締の対象が多岐にわたり記されている。山形大学の阿部宇洋講師は、天皇に向かってあるよと書かれているのが非常に珍しい資料という評価を得たと説明する。治安維持法は戦時体制が進むにつれ、対象が際限なく広がった。小樽商科大学の荻野富士夫名誉教授は「最初は拡張解釈もしない 慎重に扱う 健全な社会運動については関係ない 適用対象にならないという説明をして」「戦意を高揚させていくためには逸脱している部分は全部摘み取っていく 治安維持法は法の暴力である 法の暴走である」などと説明した。

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103歳 最後の生き証人

菱谷良一さんは15歳の時に美術教師になることを夢見て旭川師範学校に入学。当時北海道では現実の生活を良くするため身の回りを観察しありのままを絵にする生活図画教育が盛んだった。それを実践していたのが美術部教師・熊田満佐吾さん。1941年1月、熊田さんは特高警察によって逮捕され9月には菱谷さんも逮捕された。学生が語り合う姿を描いた作品「話し合う人々」を特高警察は共産主義の本を読んでいるに違いないと決めつけ菱谷さんを治安維持法違反で逮捕した。取り調べで共産主義運動をしたと決めつけられ否定すると殴られたという。さらに特高警察は共産主義に関する本を何冊も用意し菱谷さんを無理矢理共産主義者に仕立て上げようとした。当時まだ19歳の菱谷さんは自白調書に押印することになってしまった。菱谷さんは旭川刑務所に移送され独房で軍隊のカバンの補修作業などをさせられた。投獄は1年3か月に及んだ。

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治安維持法犠牲者たちの国家賠償を求める団体が作った映画がある。映画「種まく人びと」の中で特高警察官の父親を持つ男性が国体を守ることが使命だったと語っている。職務に忠実だった父の谷岡茂満さんは共産党員や労働組合員など治安維持法違反で次々に検挙した。そのたびに高額な賞金が与えられた。仕事ぶりも評価され最後は警察署長にまで上り詰めた。奈良県の警察署が製作した映画「警察のひととき」では特高警察官の活動の一端が紹介されている。フィルムは署長の家族の家で見つかったが上映されたかどうかは不明とのこと。

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最後の生き証人のメッセージ

学生の日常風景を絵にしただけで投獄された菱谷良一さん(103)。1942年12月に釈放された。翌年に行われた裁判で懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決を受けた。逮捕されたことで学校は退学処分に。美術教師になる夢も絶たれてしまった。自宅に戻って2ヶ月が過ぎた頃、菱谷さんはタンスから見つけた妹の赤い帽子をおもむろにかぶると、急に創作意欲が湧いたという。その時に書いた自画像が「赤い帽子の自画像」。その後、陸軍の補充兵に招集された菱谷さんは、帯広の飛行師団司令部に1年半勤務した後終戦を迎えた。終戦まで、20年にわたり運用された治安維持法。検挙された人は10万人前後に上るという。1945年、終戦後GHQの命令によって廃止された。菱屋さんは現在、旭川市内の老人ホームで暮らしている。これまで国は、治安維持法による弾圧を受けた人たちに対し、謝罪や賠償は一切していない。それどころか8年前の共謀罪法を巡る審議の中で、当時の金田勝年法務大臣は「治安維持法は当時適法に制定されたものでありますので、同法違反の罪にかかります勾留拘禁は適法でありまして、刑の執行により生じた損害を賠償すべき理由はなく謝罪及び実態調査の必要もないものと思料をいたしております」と答弁していた。菱谷さんは謝罪と賠償を求めてきたが何度正しても真剣に向き合わない国の姿勢にうんざりし、今年は請願にいかないことを決めたという。治安維持法制定から今年でちょうど100年。最後の生き証人なった菱谷さんは、再びあの時代に戻らないことを強く願っている。だが、平和と自由が脅かされているのは過去の話だけではない。

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アメリカ批判を封殺 揺らぐ自由の国

自由を建国の理念に掲げるアメリカ。その大統領が政権に異議を唱える人たちを「彼らは動物だ」と呼んだ。各地の大学で広がったイスラエルのガザ侵攻に反対するデモ。アメリカ政府がイスラエルを支援していることなどに抗議の声があがった。トランプ大統領は、反ユダヤ主義的な行動をした留学生の強制送還を可能にする大統領令に署名した。コロンビア大学のデモを率いた学生の自宅に現れたのは、国土安全保障省の職員。拘束は104日間に及んだ。ある留学生は知らぬ間にビザが取り消され収容施設に連れて行かれた。大学の新聞にイスラエルへの投資に反対する記事を書いたからだった。モーセン・マフダウィさんは、デモに参加し拘束された学生の1人。リスクもある中、今回インタビューに応じてくれた。生まれはパレスチナの難民キャンプ。ガザで暮らす親族もいる。アメリカに渡ったのは11年前。必死で勉学に励み、アメリカで学ぶチャンスを掴んだ。ところが今年4月、突然拘束された。モーセン・マフダウィさんは「国土安全保障省の職員が入ってきて『逮捕します』と言った」「当局の説明は非常に曖昧だった 彼らは私がアメリカの外交政策の脅威だと言った」などと明かした。収容施設での16日間は家族がイスラエルに拘束された過去を思い出していたという。この拘束はマフダウィさんの思いをさらに強くしただけだ。トランプ政権は学生ビザの審査にSNSアカウントの公開を追加した。マフダウィさんは「学生たちは発言することを恐れるようになった 多くの学生が追跡されたくないのでSNSをやめた」「真実・民主主義・人権・権力監視・学問の自由を気にかける誰もが標的になるということ」などと話した。

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「治安維持法」の教訓 現代でも起きる弾圧

村瀬健介は、今の日本は治安維持法も無ければ特高警察も、組織的な拷問もない、少なくとも制度上は思想の自由とか表現の自由は保証されているといい、自由が保証されていることの尊さを改めて考えさせられたと話す。日下部正樹は治安維持法の取材を続ける中で、5年前に国家安全法が施行された香港のことを思い出したという。

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治安維持法
(ニュース)
Uターンラッシュがピーク 高速道路は

お盆休みも終盤を迎え、Uターンラッシュで高速道路の上りは渋滞が続いている。東名・綾瀬SIC付近の映像では、上りが渋滞しているのが分かる。午後6時現在、中央道 八王子JCT付近で19kmなどの渋滞情報を伝えた。あすも中央道 小仏TN付近で30kmなど、高速道路の渋滞予想を紹介した。

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男子100m柳田大輝 驚愕のタイム

東京世界陸上まであと28日。福井県で行われているアスリート・ナイトゲームズ in 福井。男子100m予選に出場したパリ五輪日本代表の柳田大輝は、先月4日の日本選手権ではフライングで失格している。柳田大輝のタイムは日本記録を超える9秒92。しかし表示は追い風3.3m。追い風が2.0m/秒を超えた場合は公式記録として認められない。柳田はこの後行われる決勝で、東京世界陸上代表入りを目指す。

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Athlete Night Games in FUKUI 2025パリオリンピック東京2025世界陸上競技選手権大会柳田大輝福井県第109回日本陸上競技選手権大会
長嶋さん追悼試合”永久に不滅”

東京ドームで行われた日の巨人戦は長嶋茂雄さん追悼試合。試合前のセレモニーでは松井秀喜さんがマウンドへ。バッターボックスには王貞治さん、原辰徳さん。その後行われた巨人・阪神戦、4番・サードで1軍復帰した巨人の岡本和真はこの日はに打数ノーヒット。阪神が3-0で勝利した。

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原辰徳岡本和真東京ドーム松井秀喜王貞治読売巨人軍長嶋茂雄阪神タイガース
山梨学院2年プロ注目の二刀流

全国高校野球選手権大会 3回戦 山梨学院(山梨)×岡山学芸館(岡山)の試合、注目は山梨学院2年の菰田陽生。194cmの長身から繰り出す最速150キロのストレートで三振を奪うなど、6回途中まで投げ無失点の好投。バッターとしてもこの日は3安打3打点と大当たり。14-0で山梨学院が勝利した。

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山梨学院中学高等学校岡山学芸館清秀中学校・岡山学芸館高等学校第107回全国高等学校野球選手権大会菰田陽生
(エンディング)
次回予告

報道特集の次回予告。

エンディング

エンディングの挨拶。

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