アメリカ・トランプ大統領は第2次政権発足後、初めての議会演説となる施政方針演説を行っている。ウクライナへの軍事支援を一時停止する中、トランプ氏がロシアとウクライナの和平交渉を巡りどのような発言をするのかが焦点。演説の冒頭で野次を飛ばした野党議員が議場から退場させられるなど演説は波乱の幕開けとなった。演説のテーマは「アマリカンドリームの再生」。アメリカ第一主義の下、大統領令を連発して推し進めている関税の引き上げや不法移民対策など多くの成果を上げているとトランプ氏はアピールした。世界平和のための計画を示すとしてウクライナでの和平交渉を進める方針を強調するとともにパレスチナ自治区ガザ地区での恒久的な停戦や人質解放に向けた取り組みについても説明するとしている。アメリカメディアはトランプ氏がこの演説でウクライナとの鉱物資源をめぐる協定に合意したことを証明したい考えを示していると伝えていて、演説の内容に世界中の注目が集まっている。