アメリカ・トランプ大統領は28日、ウクライナに信仰を続けるロシアに対する経済制裁について、これまでより前倒しして実行する意向を明らかにした。イギリス・スコットランドを訪れているトランプ大統領は、イギリス・スターマー首相との会見で、「プーチン大統領には非常に失望している」と述べた。これまで、ロシアが50日以内に停戦に応じない場合は経済制裁を科すとしていた期限を短縮し、「今日から10日間か12日間にする」とした。28日夜か29日に正式表明するとしている。また、トランプ大統領はパレスチナ自治区ガザ地区で多くの人が飢餓に直面していることについて「ガザに食料センターを設置する」と表明し、食料支援を強化する必要性を強調した。さらにアメリカとの貿易交渉で合意が成立しない国が合った場合、その国との関税率は「15~20%の範囲になる」という見通しを示した。
