フランスで下院にあたる国民議会の選挙が7日行われた。移民への厳しい政策などを主張する極右「国民連合」は、先月30日の1回目の投票で30%以上の票を獲得するなど勢いついていたが、結果は左派連合「新人民戦線」が180議席獲得で最大勢力となり、マクロン大統領率いる中道・与党連合が158議席獲得で続いた。極右「国民連合」と連携勢力は143議席獲得で第3勢力にとどまる見通し。一方現地メディアによると、与党連合・アタル首相は8日、第2勢力となった選挙の結果を受けて辞表を提出したが、マクロン大統領が「国の安定を確保するため」として当面の間、留任するよう要請したという。