フランスで下院に当たる国民議会の選挙が7日行われ、公共放送によると左派連合新人民戦線が最大勢力となった。その次にマクロン大統領率いる中道の与党連合。1回目の投票でトップだった極右国民連合は第3勢力にとどまった。左派連合と与党連合が事実上の選挙協力となる候補者一本化を進めたことが功を奏し、地元メディアは「左派連合の勝利はサプライズ」、「マクロン大統領は最悪の事態を免れた」などと報じた。一方、与党連合のアタル首相は第2勢力となった結果を受け辞表を提出したが、マクロン大統領が国の安定を確保するためとして当面の間、留任するよう要請したという。