沖縄で穫れた魚を、どうやって新鮮なまま運んでいるのか?あがってきたのは10キロほどのキハダマグロ。漁師たちはすぐに活け締めにして、液体の入った箱のなかへ。この正体はシャーベットアイス。これが鮮度の秘密だという。この液体のような氷を作ったのが今回の主役の高砂熱学工業。漁港に氷を売り込んだのは高砂熱学工業の松平。氷はプレハブのような小屋の中で作られ、海水を混ぜた水を冷やし超音波を当てて製造している。これで魚が凍らずに芯までムラなく冷やせる-1度のシャーベットに。長時間-1度を保ちてるので東南アジアなどに新鮮なまま運べるという。これまで使ってきたブロックの氷とは冷え方の違いは?サーモグラフィーでみてみると、ブロックの氷は冷えずに赤くなっている部分が目立つが、シャーベットアイスは均等に冷えていることがわかる。この漁港では、シャーベットアイスの導入後販路が広がっただけでなく、魚の単価も上昇。結果漁師の収入は倍近くになる人も。