北朝鮮メディアが配信した1枚の写真。推定13歳、後継者の有力候補とみられている娘のジュエ氏とされる女性の脇に金正恩総書記と妻・李雪主氏が立つような構図で内外に発信した。今月4日、少なくとも2発の弾道ミサイルを発射するなど核ミサイル開発を続ける北朝鮮。年末年始にかけて金総書記とジュエ氏との親密アピールが注目を集めた。名前や年齢は非公表で素性はナゾのまま。脱北者は「ジュエ氏は核技術の天才だという」と話した。甲南女子大学・鴨下ひろみ准教授は「事実上、中身は金正恩さんと変わらない」と話した。金総書記との親密ぶりを表す最新映像を紐解くと、「謎の娘」ジュエ氏に潜む怖さが見えてきた。
北朝鮮で放送された年越しカウントダウンの様子を紹介。金正恩総書記とジュエ氏はおそろいのジャケット。親子仲良く手を繋いで会場入り。親密さが映像の中で度々アピールされていた。祝賀会では2人が手を握り合うシーンが映し出された。年越しの瞬間には推定13歳のジュエ氏が金総書記の顔に手を添え頬にキス。年末のホテル完成式典に親子で出席した際には身を寄せ合うような様子が見られた。韓国統一省関係者によると、「家族の姿」の強調で結束をはかる狙いがあるという。朝鮮中央テレビはジュエ氏の姿を映しながらも氏名や様子に一切触れていない。番組は金総書記、ジュエ氏、李雪主氏それぞれの露出時間に注目した。金総書記は10分9秒、ジュエ氏は5分6秒と倍近い差がある。金総書記が後半に行った演説を除けば、露出時間の差は17秒。ジュエ氏の存在感が増していることについて、韓国の専門家からは金日成主席から続く一族の世襲が4代目まで続くことを当然のこととして受け入れるようにする狙いがあるとの見方も出ている。中村竜太郎は「海外メディアによると、彼女が後継者になるのであれば人物像が気になる」とコメントした。
3年前に脱北したカン・ギュリさんは「北朝鮮にいるときにテレビでジュエ氏を知った。住民たちが話すときは『お姫様』と呼ぶことが多かった」と語った。2022年11月、ジュエ氏が初登場したとされる画像で身長は金正恩総書記の肩ほどだったが、この2年半で約20cm背が伸びたとみられる。近年、父・金総書記との親密さが演出されていることをカンさんは「北朝鮮で金正恩といえば怖い存在で心がない、真顔で人を殺す人だと思っていたが、父として娘を愛する気持ちがあると感じた」と語った。ジュエ氏が近年、ミサイル開発の場に姿を現すようになるとイメージは一変。日本では中学生ほどの年齢のジュエ氏が、北朝鮮の人々から「核の天才」として認識されているという。ジュエ氏の存在感がさらに増した場合、日本への脅威に変化はあるのか。甲南女子大学・鴨下ひろみ准教授は「核開発のレベルはかつてとは比べものにならないほど高度化している。ジュエさんが引き継ぐとすればさらに脅威は高まっていく。事実上、中身は金正恩と変わらない」と語った。まもなく北朝鮮では5年に1度の「党大会」が開催される見通し。一部の専門家からはこの場でジュエ氏が党の要職に就任することや、名前や肩書が明かされるなどの見方もある。
北朝鮮で放送された年越しカウントダウンの様子を紹介。金正恩総書記とジュエ氏はおそろいのジャケット。親子仲良く手を繋いで会場入り。親密さが映像の中で度々アピールされていた。祝賀会では2人が手を握り合うシーンが映し出された。年越しの瞬間には推定13歳のジュエ氏が金総書記の顔に手を添え頬にキス。年末のホテル完成式典に親子で出席した際には身を寄せ合うような様子が見られた。韓国統一省関係者によると、「家族の姿」の強調で結束をはかる狙いがあるという。朝鮮中央テレビはジュエ氏の姿を映しながらも氏名や様子に一切触れていない。番組は金総書記、ジュエ氏、李雪主氏それぞれの露出時間に注目した。金総書記は10分9秒、ジュエ氏は5分6秒と倍近い差がある。金総書記が後半に行った演説を除けば、露出時間の差は17秒。ジュエ氏の存在感が増していることについて、韓国の専門家からは金日成主席から続く一族の世襲が4代目まで続くことを当然のこととして受け入れるようにする狙いがあるとの見方も出ている。中村竜太郎は「海外メディアによると、彼女が後継者になるのであれば人物像が気になる」とコメントした。
3年前に脱北したカン・ギュリさんは「北朝鮮にいるときにテレビでジュエ氏を知った。住民たちが話すときは『お姫様』と呼ぶことが多かった」と語った。2022年11月、ジュエ氏が初登場したとされる画像で身長は金正恩総書記の肩ほどだったが、この2年半で約20cm背が伸びたとみられる。近年、父・金総書記との親密さが演出されていることをカンさんは「北朝鮮で金正恩といえば怖い存在で心がない、真顔で人を殺す人だと思っていたが、父として娘を愛する気持ちがあると感じた」と語った。ジュエ氏が近年、ミサイル開発の場に姿を現すようになるとイメージは一変。日本では中学生ほどの年齢のジュエ氏が、北朝鮮の人々から「核の天才」として認識されているという。ジュエ氏の存在感がさらに増した場合、日本への脅威に変化はあるのか。甲南女子大学・鴨下ひろみ准教授は「核開発のレベルはかつてとは比べものにならないほど高度化している。ジュエさんが引き継ぐとすればさらに脅威は高まっていく。事実上、中身は金正恩と変わらない」と語った。まもなく北朝鮮では5年に1度の「党大会」が開催される見通し。一部の専門家からはこの場でジュエ氏が党の要職に就任することや、名前や肩書が明かされるなどの見方もある。
