西武の今井達也は1か月前からメジャー挑戦に向け球団と交渉を重ね、きょうポスティングが容認された。今井は2016年の夏の甲子園で、栃木の名門・作新学院のエースとして54年ぶりの全国制覇を成し遂げた。その年にドラフト1位で西武に入団し、昨季は自身初タイトルとなる最多奪三振を獲得。プロ9年目の今季は、1試合17奪三振の球団新記録を作った。チームの柱としてキャリア初の防御率1.92、3年連続2桁勝利をマークした。メジャー挑戦を決意させたのは、他球団の選手からの「メジャーでやっているところを見たい」「アメリカで投げるのを応援している」などの声だった。プロ野球からメジャーに移籍する方法は2つあり、海外FA権の行使とポスティングシステム。今井は早ければ2年後に海外FA権を手にするが、あえてポスティングシステムにこだわった。ポスティングシステムでは所属球団に譲渡金が支払われ、かつて松坂大輔がレッドソックスに移籍した際は西武に約60億円、山本由伸がドジャースに移籍した際はオリックスに約72億円が支払われた。今井は「譲渡金は僕から球団へのお礼みたいなもの。お互いにメリットがあるようにしたい。行くからにはワールドチャンピオンを目指してやるだけ」などと語った。今年のワールドシリーズでMVPを獲得した山本由伸は、高卒でプロ入りを果たした同学年。
