共和党全国大会でのトランプ氏の指名受諾演説について。きのうの夜、帰国したばかりの早稲田大学教授・中林美恵子さんがスタジオ解説。トランプ氏を支持する熱狂の凄さを肌身で感じ、「トランプ氏は強い」「バイデン氏は弱い」と書いたものを渡され、お祭りだった 。ただ今回は凶弾がトランプ氏を狙った直後だったこともあり、トランプ氏の演説は最初は神妙に始まり、しっかり原稿を読んでいる姿だった。しかし後半になったら、すっかりトランプ節に戻ってしまい、原稿からどんどん脱線して、演説は90分以上にわたり会場は相当興奮していた。会場に集まった人がトランプ氏を支持する純度が高いという意味では特別な雰囲気の大会だった。日本への影響、安全保障など、バイデン氏の撤退論について。野村修也は「安全保障の面では台湾やフィリピンなどに言及した事で関心をアジアに向けている。日本に対しての安全保障は軍事費や防衛費を負担するようにと言ってくる可能性が高い。経済に関してはドル高や円安は望ましくない判断の為、日本に取っては今の円安が苦しんでいる所は是正される可能性がある。アメリカのインフレに対する懸念も強く言っており、その為に減税すると言っているが減税すると基本的には内需が拡大してインフレになる。インフレになると抑制する為に金利を上げなくてはならない為、日本と金利差が大きくなるので円安の方に触れる事になる」などと話している。バイデン氏を巡る動きは周りから撤退を促す発言が相次いでいる事について。中林美恵子は「現時点では共和党が銃撃事件を受けてトランプ氏の元に纏まった雰囲気が出ている。民主党の方はバイデンおろしが加熱して大きくなっている」などと話している。来月には民主党大会を控えているので、バイデン氏を巡る動きが引き続き大きな焦点だという。