北朝鮮メディアは、先月下旬に発生した洪水で被災した約1万3000人が、15日にピョンヤンに到着したとして、金正恩総書記が迎える様子を伝えた。金総書記は避難施設の前で行った挨拶で「復旧や治水対策のほか、農村の都市化を進める」と強調。「被災した地域は見違えるほど豊かになる」と再建を約束したという。その後、金総書記は避難施設で食事を提供するなどして被災した子供たちをもてなした。韓国メディアは、今回の水害で北朝鮮国内での不満が高まっていて、被災者に寄り添う姿勢をアピールし、不満の拡大を抑える狙いがあると分析している。