今月21日に発生した新型駆逐艦の横転事故について、北朝鮮・金正恩総書記が「来月招集される党中央委員会総会で取り扱わざるを得ない」と言及。朝鮮中央通信は26日、「発生に大きな責任がある」として朝鮮労働党の軍需工業部副部長が新たに拘束されたと報じた。これまで事故をめぐっては清津造船所の技師長など3人が拘束されている。元防衛省で朝鮮半島の情報収集に従事していた安全保障ジャーナリスト・吉永ケンジ氏は「事故があったチョンジン造船所は大きな海軍の船も造ってきた。技術的な継承がされてなかったのが一番大きな原因じゃないか」とヒューマンエラーを指摘した。一方で、新型駆逐艦の性能については「74発ミサイルを格納している船で、日米の船に比べても匹敵するぐらいミサイル能力が高い船」と評価した。