2025年10月15日放送 17:00 - 18:00 NHK総合

午後LIVE ニュースーン
午後5時台 アスリート×摂食障害

出演者
伊藤海彦 志賀隼哉 瀬戸光 斎藤希実子 田中美都 
(オープニング)
オープニング

出演者の挨拶。

(ニュース)
中継 国会内

国会内から中継。総理大臣指名選挙を巡り、立民・維新・国民による党首会談が午後4時から約1時間行われた。野田氏は総理大臣指名選挙を巡り、野党候補を一本化すれば政権交代も可能だとして改めて協力を呼びかけたとみられる。これに対し藤田氏と玉木氏は行動をともにするには基本政策の一致が必要だとしていて、こうした考えを伝えたものとみられる。一方で自民党の高市総裁はこれに先立ち国会内で野田氏、玉木氏と相次いで会談した。玉木氏との会談で高市氏は首相指名選挙での協力を呼びかけるとともに、両党は外交政策などで一致点が多いとして連立を組むことも念頭に連携を呼びかけた。高市氏は午後6時から維新・吉村代表とも会談予定。秋の臨時国会は来週21日に招集されることになる。

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与野党の駆け引き 激化

野党候補を一本化すれば政権交代も可能だとする立憲民主党。きょう行われた党首会談には立民・野田代表、維新・藤田共同代表、国民・玉木代表が出席して午後4時から行われた。立民は玉木代表も視野に野党候補を一本化したいとしていて、協力を求めている。一方維新・国民は憲法・安全保障など基本政策の一致が必要だと主張。玉木代表は党首会談前に行われた総務会で政策本位の判断基準を曲げてはならないなどとした。維新・藤田共同代表は「立民と国民がまとまるなら連携の可能性のある話に変わるのではないか。」などと話した。自民・高市総裁はきょう午後2時前から立憲・野田代表と会談、午後3時すぎから国民・玉木代表と会談し協力を呼びかけた。午後6時から維新・吉村代表とも会談予定。きょう午前、衆参両院の議院運営委員会の理事会が開かれ、林官房長官は秋の臨時国会を21日に招集する方針を伝えた。このあと総理大臣指名選挙の日程について与野党が協議したが、日程が折り合わず引き続き協議することになった。

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臨時国会21日召集 与野党の駆け引き 激化

秋の臨時国会が来週21日に招集。総理大臣指名選挙の日程については引き続き協議する予定。現在はどの党も過半数の議席が無く、1回目の投票では決まらず上位2名の決選投票の可能性が高い。想定されるケースは3つあり、自民党が単独で政権を取る、維新などと連立を組む、立民らが連携して政権交代となる3つ。自民党は国民に連携を呼びかけている一方、野党第一党の立民も総理大臣指名選挙で玉木代表も視野に一本化したいと呼びかけている。玉木代表は「総理大臣を勤める覚悟はある。」などと述べていて、安全保障等の基本政策の一致が必要だと繰り返している。国民は衆院選、参院選のどちらも議席を伸ばしており、政党として勢いがある事から注目されている。きょうは午後2時から自民党は野党各党と党首会談を行っており、きのうは国民民主党の榛葉幹事長とも会談している。さらにきょうは維新の遠藤国対委員長など野党側の幹部と会談を重ねていて、野党の連携を阻止する狙いがあると思われる。自民党は他の党が纏まらなければ良く、各党と近い政策をアピールしながら働きかけを進めている。午後4時には野党3党による党首会談も行われた。立憲・野田代表は総理大臣指名選挙での連携を呼びかけている。党首会談に先駆けて幹事長会談が行われたが、維新・国民からは連携には基本政策の一致が必要との回答があったため野田代表が塔の考えを説明したと思われる。安全保障政策では3党とも考え方が違い、一致した考え方を持っていけるかがポイント。もう一つはエネルギー政策で原発再稼働などについても考え方が違うため一致点が見いだせるか議論が交わされている。

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拉致被害者5人 帰国から23年

23年前の10月15日、北朝鮮に拉致された地村さん夫妻、曽我ひとみさん、蓮池さん夫妻の5人が帰国を果たした。蓮池薫さんが帰国から23年になるのを前にNHKのインタビューに応じた。蓮池薫さんは、「23年という区切りを考えると拉致問題が動かない年月でもある、親子の再開がなされないまま過ぎてしまうのではないかという恐怖、時間がないというのがますます重くのしかかってきている」と話した。北朝鮮の拉致問題は1977年に最初の事件が発生してから48年。政府が認定しているだけでも12人はいまだ安否さえもわかっていない。横田めぐみさんの父親横田滋さんは2020年6月に再開を果たせないまま亡くなった。有本恵子さんの父親の明弘さんも今年2月に亡くなった。12人の被害者の親で健在なのは横田めぐみさんの母親である早紀江さん1人となっている。今月61歳となった横田めぐみさんの誕生日を前に開かれた記者会見で早紀江さんは、「遠い昔からの長い年月が過ぎているんだなという思い、いつどうなるかわからないような年代になっているので倒れるわけにはいかない」と話した。めぐみさんと一時同じ地区で暮らしていた蓮池薫さんは非常に聡明な方だったと話す。北朝鮮は当初めぐみさんは1993年に死亡したと説明したが蓮池薫さんは強く反論する。蓮池薫さんは、「それはうそ、94年まで一緒にいたしめぐみさんが亡くなった根拠はまったくない、北朝鮮はそういう思いを少しでもくんでほしい」と話した。北朝鮮が解決済みと主張する拉致問題について蓮池さんは日本政府の具体的な取り組みと世論の後押しを求めている。蓮池薫さんは、「北朝鮮は風化して静かになるのを待っている、何十年たっても若い人たちに忘れてほしくないと伝えていかなくては」と話した。

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北朝鮮 拉致事件 被害者5人 帰国から23年

北朝鮮による拉致問題は最初の事件から今年で48年、日朝首脳会談からは23年経っているがいまだ進展はみられない。政府が認定しているだけでも17人の日本人が北朝鮮に拉致されており、この内12人はいまだ帰国を果たせず安否も不明。被害者や家族の高齢化が進んでおり、12人の被害者の親で健在なのは横田めぐみさんの母親で89歳の横田早紀江さん1人だけとなっている。蓮池薫さんはめぐみさんと早紀江さんについてインタビューの中で、この2人をなんとか会わせたいと話していた。今注目されるのはアメリカのトランプ大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン総書記の動向。トランプ大統領はキム総書記との会談の意欲を見せており、拉致被害者家族は米朝首脳会談が再び実現した時には拉致問題を提起して欲しいとしている。また日本の新しい総理大臣に対しては日朝首脳会談を実現するように訴えている。

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未解決事件

未解決事件 File.02 北朝鮮 拉致事件の番組宣伝。

“iPS細胞でがん治療法開発” 米実業家が支援

京都大学iPS細胞研究財団では、患者本人の細胞から作ったiPS細胞を使って拒絶反応のリスクを抑えたがん治療法の開発を目指しているほか、ゲノム編集で様々な機能を持ったiPS細胞を作り出すプロジェクトを始めようとしている。取り組みを支援しようとアメリカの投資会社ブラックストーンのスティーブン・シュワルツマンCEOが250万ドル(約3億8000万円)を個人として寄付することになった。財団ではプロジェクトの当面の寄付を今回の費用でまかない、早ければ2028年度から臨床試験を開始するという。

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お天気マルシェ
気象情報

明日の全国の天気を伝えた。

とくもり!SHOW TIME
山本が好投 敵地で2連勝

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦ドジャース対ブルワーズに先発したのは山本由伸。初球をスタンドに運ばれ先制されてしまうが、テオスカー・ヘルナンデスのホームランですぐに同点に。その後パヘズがタイムリーで逆転し、山本由伸も2回以降は安定したピッチング。前の打席でホームランを打たれたチョーリオとの対戦でも三振を奪う。6回にはマンシーのソロホームランでリードを広げ、7回には大谷翔平が貴重な追加点となるタイムリーを放った。山本由伸は大リーグで初完投勝利をあげた。6回以降は1人のランナーも出さない完璧なピッチングで相手の本拠地で価値ある2連勝をもたらした。またポストシーズンでの8連勝。ロバーツ監督は、大谷選手は第4戦で先発登板予定で、第7戦までもつれたら大谷選手は、リリーフ起用もあるとしている。大谷翔平選手は、リリーフでいけばそのあと外野守備につかないといけない、どんな状況になっても対応できる準備をしたいとしている。

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トクシュ~ン
摂食障害と向き合うアスリートの告白

陸上の寺田明日香さん、フィギュアスケートの鈴木明子さん、フィギュアスケートのユリア・リプニツカヤさん、競泳のエミリー・シーボームさんの4人は、摂食障害を経験した事があるという共通点がある。日本スポーツ協会によると、摂食障害が発生する頻度は一般女性で5~9%なのに対し女性アスリートでは18~20%となっている。

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現役トップランナー 摂食障害と向き合う

山道や砂利道など過酷な環境を数十km以上走るトレイルランニングの日本の競技人口は20万人以上と言われている。この競技の第一人者の高村貴子選手は国内主要大会を5連覇し、先月は日本代表として世界選手権に出場した。高村さんはプロのランナーでありながら医師でもある。この競技を初めたのは医学部に通っていた12年前。競技を始めて間もなくライバルたちの体型を見て「痩せていなくては勝てない」という思いにとらわれるようになった。食事制限を始め身長157cmだが体重は43kgまで落ちた。それとともに国内外のレースで次々と勝利を重ねていった。一方で月経がなくなり貧血やケガが増え、摂食障害になっていた。高村貴子さんは、分かってはいて医学的にはよくないけど走れていたらいい、知識はあるけど自分に落とし込めないという状態が続いたと話した。今高村さんはトレーニングを見直している。ケガで走れない時期が長くなり限界を感じ初めた。10年近く一人で協議を続けてきたが敢えて異なる分野の人に指導を受けることにした。岩崎裕介さんはラグビー女子日本代表などをトレーニングした経験を持つ。岩崎さんはまず栄養士を紹介し食事を管理する態勢を整えた。以前は長い時には1日4時間の練習をする時があったが、この日行ったのは短いダッシュをインターバルを挟んで繰り返すトレーニングで、短い時間でも効果的に心肺機能を高める。この日の練習は1時間半ほどで、意識的に休息を取る日も作っている。現在体重は50kgを超える時もあるがパフォーマンスは落ちていない。高村さんは、健康が第一でその次にパフォーマンスと今までと優先順位が逆転したと語った。

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摂食障害と向き合うアスリートの告白/アスリートに多い「摂食障害」

高村さんは今年2月からトレーナーにサポートしてもらっているが、昔の理想の体重よりも重いことに体は問題なくても気持ち的に不安があるという。そのため不安になったらすぐ栄養士に食事を見てもらい意見をもらっている。女性アスリートの健康問題の専門家能瀬さやかさんは、エネルギー不足はパフォーマンスに悪影響を及ぼすと国際オリンピック委員会も発表しており、トップ層の選手・指導者を中心に認識は変わってきているとしている。今後の課題としては、中学校・高校の部活動など教育現場では対策が遅れているケースがあると指摘する。

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国際オリンピック委員会能瀬さやか
自分も周囲も気づけなかった10代の摂食障害

大学4年生のリカさんは、小学4年生から器械体操に取り組んでいた。コーチからは細くなければいけないと意識付けられてきたという。中学3年生の県大会出場をきかっけにダイエットがエスカレート、学校の健康診断で急激な体重減少や白血球の減少がみられたが深刻には受け止めなかった。やがて体調に異変をきたすようになりコーチに生理がないのでつらいと相談したが、みんなそうだよと言われた。競技の継続に限界を感じ高校に入ったところで体操を断念した。その後吹奏楽や委員会活動を始めるがのめり込みやはり食事がコントロールできなくなった。

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