韓国軍の合同参謀本部はきょう、朝鮮半島有事を想定しておとといから韓国で行っている定例の米韓合同軍事演習について“アメリカ側の要請で21日までに期間を短縮する”と発表した。当初は27日までの予定だったため、半分程度に短縮された形となる。韓国メディアは“北朝鮮への反撃を想定した演習が行われない”と伝えていて、抑止力の低下を懸念する声も出ている。アメリカのトランプ大統領は16日、この軍事演習について北朝鮮に対し“不適切で敵対的なシグナルを送るものだ”などとして規模の大幅縮小を指示しており、韓国軍の発表はこれを受けた措置とみられている。アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは米政府当局者の話として“トランプ大統領が秋にも北朝鮮キム・ジョンウン総書記との会談実現を側近らに強く求めている”と伝えた。計画は公式には進んでいないもののトランプ大統領が“イランでの勝利が見通せない中 外交上の最大の成果を強く求めていることをうかがわせる”と指摘している。朝鮮中央通信は米韓合同軍事演習について“挑戦半島とアジア太平洋地域の情勢のさらなる悪化につながる”などと非難する論評を伝え、トランプ大統領が演習規模を大幅に縮小するよう指示したことについては言及しなかった。外交筋は米朝首脳会談の実現について“北朝鮮としては明確な成果が見込めない限り、首脳会談に応じる可能性は低いのではないか”との見方も出ている。
