きのう行われた韓国大統領選挙で最大野党「共に民主党」の李在明氏が当選を確実にした。当選確実を受け、未明に支持者の前に姿を現した李氏は「国民を統合するという大統領の責任を決して忘れない」と述べた。また、北朝鮮について「対話を通じ共存共栄の道を探していく」と前政権下で高まった緊張の緩和を訴えた。開票は全て終了し、李氏の得票率は49.42%で、与党「国民の力」のキムムンス候補を8.27ポイント上回った。投票率は暫定値で79.4%で、28年ぶりの高さとなった。李氏の大統領任期は当選確定をもってスタートし、きょう行われる就任式に臨む見通し。対日強硬派として知られる李氏の就任で日韓関係の行方も注目されている。