西側との関係についてサンジャヤ・バル氏は「インドの外相はインドは西側に属していなければ敵対もしていない。しかし、関係は良好だという発言をした。日本の皆さんにぜひ理解してほしいのはインドは西側の影響力は低下し、世界は多極化に向かっていると考えている。ヨーロッパの影響力は低下しアメリカも弱まっている。だから我々は多くの国々と良い関係を築こうとしている」などと話した。またロシアとの関係についてサンジャヤ・バル氏は「ロシアとの関係はとても複雑で、隣国の中国に対抗する勢力としてロシアにしっかりと存在してもらいたい。中国がユーラシア大陸を支配すれば問題になり、更に戦略的にもインドでの原子力発電所や原子力潜水艦、それにミサイルの開発などで、ロシアが大きく関わっている。プーチンがウクライナに侵攻したのは間違いだったとインドは見ているが、それを解決するのは当事国であり対応するのはヨーロッパであり、私たちは関わるべきではない」などと話した。