大同大学の澤岡昭氏とともに民間企業スペースワンのロケット打ち上げについて伝えていく。キヤノン電子やIHIエアロスペースなどの出資による企業として2018年に設立され、政府の小型衛星を搭載している。民間企業による衛星打ち上げは日本初の試みとなっている。また、発射は和歌山県串本町のスペースポート紀伊から行われ、面積は15ヘクタールとなっていて、発射方向の南側が海で半径2km県内に人の家がないことが発射場となっている。H3ロケットも打ち上げられた鹿児島の発射場は国営となっていて、北海道の大樹町にあるロケット発射場は町営であることから、民間の発射場が使われる初の事例となる。現在はロケットは組立棟と呼ばれる建物に囲まれているが、発射を直前に控えると組立棟が移動してロケットが現れる形となっている。串本町は晴れとなっていて、これまでコロナやウクライナ侵攻などの影響で5度延期した中での発射となる。本来は9日に発射予定だったが当日は会場の警戒区域に船舶が残っていたことで9日は延期する形となったが、成功に期待がかかる。