実物大の野生動物を作って気候変動に警鐘を鳴らす「ザ・ハーズ」。考案者はエルサレム出身の芸術監督のアミール・ニザール・ズアビ氏。親と生き別れたシリア難民の女の子を表現した巨大な操り人形を作り、ヨーロッパ諸国を移動したプロジェクト「ザ・ウォーク」を手掛けたチームによって結成されている。気候変動によって追いやられている動物たちに命を吹き込むという意味で、訪れる各国のパフォーマーを訓練しているとのこと。今後はナイジェリア・セネガル・スペイン・フランス・イギリス・ノルウェーなどの都市を歩いて訪問する予定で、各国でイベントを行い気候変動問題を伝えていくという。ヨーロッパのいくつかの国と民間財団が資金提供しているとのこと。ズアビ氏は「地球の美しい姿をなくしてはいけない」などと話している。スタジオでは「世界各国でニュースになることが大事」や「アメリカはこの取り組みを見て改めて気候変動対策に取り組んでほしい」などの声があがった。