ウクライナとロシアの直接交渉についてロシア側が代表団を発表したが、プーチン大統領は含まれていなかった。ロシア大統領府によると直接交渉の代表団は、メジンスキー大統領補佐官が率いる他、元駐日大使のガルージン外務次官、フォミン国防次官らが出席するという。プーチン大統領やラブロフ外相の名前は含まれていない。ロシアとしては前回の停戦交渉にあたったメジンスキー氏を再び団長とすることで、交渉再開との位置づけを強調した形。直接交渉が行われれば2022年以来、約3年ぶりとなる。議題はまだ不明だがトランプ大統領は双方が無条件に30日間停戦することを求め、ゼレンスキー大統領も同意している。一方、ゼレンスキー大統領は15日にトルコの首都アンカラでエルドアン大統領と会談する予定で、ロイター通信によると既にトルコに向かっているという。ゼレンスキー氏はロシア側の発表に先立ち、「どのような対応を取るかはロシア側の出席者を確認してから決める」と述べた他、「ウクライナはあらゆる形式の交渉にも応じる用意があり恐れていない」としてその対応が注目される。こうした中、ロイター通信は中等歴訪中のトランプ大統領が直接交渉に参加するためにトルコ入りすることはないと報じた。