アメリカ・トランプ次期大統領は、USTR(通商代表部)の代表に対中強硬派で知られるジェミソングリア氏を指名すると発表した。次期政権の経済を担当する陣容がほぼ固まった。グリア氏は第1次トランプ政権で、当時USTRの代表だったライト・ハイザー氏の側近として、中国や日本との貿易交渉に当たった経験がある。経済政策のかじ取りを担うNEC(国家経済会議)委員長には、第1次政権で大統領経済諮問委員会の委員長を務め、大型減税の実現を手がけたケビン・ハセット氏が指名された。さらに、トランプ氏は、ロシアとウクライナの戦争終結に向けた新たなポストのウクライナ・ロシア担当特使にキース・ケロッグを起用すると発表した。