お面やしっぽをつけて動物の姿になりその動きまで模倣する「クアドロビクス」という遊びが、ロシアの若者の間で流行しているという。クアドロビクスは多くのショート動画がSNSに投稿され、話題を呼んでいる。クアドロビクス発祥の人物として、ロシアのメディアで報じられた四足走行創設者・いとうけんいち氏に話を聞いた。いとう氏は四つんばいになり、走る速さを競う「四足走行」を創設。ギネス記録にも認定された。いとう氏によると、クアドロビクスは四足走行から生まれたとされ、動物の動きを模倣し、全身の筋肉を使うエクササイズの一種として、にわかに広がりを見せている。ロシアでは「若者が動物の模倣に没頭しすぎている」と危惧されており、ロシアメディアから意見を求められたという。ロシアメディアからは「クアドロビクスが社会問題になっている」という話があったという。いとうけんいち氏は「動物のお面をかぶったまま、他人にかみついてしまったり、大きい声でほえて人に迷惑をかけることがあったりして、法で規制したほうがいいのではないかということで、ロシアでは法で規制するかもしれない流れになってきている」と話した。クアドロビクスを「法律で規制すべきだ」と、議会で議員が声を上げるまでに問題視されているという。