きのう午前、備蓄米を求めて多くの人が訪れたのは、東京・板橋区にあるMEGAドン・キホーテ成増店。およそ1400袋の備蓄米は、5キロで2139円。都市部で備蓄米が飛ぶように売れる一方、全国的にみると、まだ販売が始まっていない店舗が多いという。実際イオングループも今週先行販売した4店舗を除き、多くの店舗で販売調整中。その要因の1つとなっているのが、精米をめぐる問題。岐阜県内にある精米も行う卸売業者「ギフライス」では、随意契約を申請した大手販売店の多くが自社で精米できないため、精米の依頼が殺到しているという。備蓄米流通のカギを握るのが、コンビニでの販売。ローソンはきょうから東京と大阪の一部店舗で1キロと2キロに小分けした備蓄米の販売を開始する。小泉農水相は、2021年産の備蓄米を髄契約した中小の小売業者や町の米店があわせて62社にのぼったと明らかにした。