2009年5月、ある女性がタケノコを採りタケノコご飯を作った。近所の鮮魚店で買った新鮮なつぶ貝はしっかり火を通して煮付けに。それをお弁当にして環境調査の調査で仕事で野鳥を観察している由美子さんに届けた。2人は前日に出会い、意気投合し女性はお弁当を持ってきたという。2人は一緒にお弁当を食べ、30分が過ぎた頃、由美子さんにめまいの症状が。症状はだんだんひどくなり、目は開けられず手足がしびれ手足に力も入らなくなった。由美子さんは医療オタクで症状から脳梗塞を疑い、救急車を呼ぼうとしたが山奥で電波が入らない。そこで、テレビなどで得た医療知識をフル活用。由美子さんは脳梗塞なら片側だけに症状が出ると思っていたため、次にギラン・バレー症候群を疑った。そうしている間にも症状はひどくなり、由美子さんは通りがかった車に助けを求め病院へ。様々な検査を行ったが脳梗塞ではなさそう。医師にも原因は分からなかったが、由美子さんは過去の友人との会話から、もしかしたらつぶ貝が原因かもしれないと疑った。実はつぶ貝には唾液腺と呼ばれる部分があり毒が含まれていて、人が食べると時に頭痛や嘔吐・しびれなどを伴うことがあるという。