IOCの会長選挙はバッハ会長の任期満了に伴い来年3月にギリシャで開かれる総会で行われ、国際体操連盟会長の渡辺守成氏を含む7人が立候補している。公表された公約で渡辺氏は“オリンピックが大規模になり、開催することはほとんどの都市で経済的にも環境的にも困難になっている”と指摘し、世界の5大陸の5つの都市で同じ時期に夏のオリンピックを共催し、各地で10競技ずつ実施する案を示した。開催都市のコストが大幅に削減されることや、小さな都市でも開催を検討できることなどをメリットとして挙げ、冬のオリンピックについても複数の国や地域の都市での開催を視野に入れて議論するとしている