職人たちはこれまでも様々な依頼を受けてきた。まずは、ギリシャのディミトラさんからの依頼。歩行器なしでは生活ができなく、扉とれて引き出しにくいタンスを直してほしいモノとのこと。修理するのは家具職人の南宣明さん。南さんは設計図をかいて、作業に取り掛かる。そしてなんと、引き出し部分を分解し始めた。捨てずに再利用するのが南さんのモットー。引き出しの板を組み替えて、段違いの形に。そして、引き出しの板をタンスの真ん中の高さに付け替えた。低い位置にあった引き出しを、タンスの中断に修理。さらに、タンスの下に空いた大きな空間は歩行器の収納スペースになるだけではなく、棚を取り付けて小物置きに。さらに、タンスを楽に開閉できるようにワンタッチ式の扉に変えていた。