4日前、青森の観光地・鶴の舞橋で水面から顔を出して泳ぐクマが目撃され、このまま岸まで泳ぎ森に消えた。その翌日には住宅街近くの田んぼでも目撃された。クマは男性と遭遇した後、茂みの方に去り、行方は分かっていない。今、各地でクマの出没が相次いでいる。北海道の高速道路に突如クマが現れた。富山県にある工場にも子グマが侵入し、2時間も居座る事態になった。札幌市の市街地では親子のクマが道路を歩く姿が目撃された。クマの繁殖期である6~8月は注意が必要。石川県立大学・大井徹教授は「子持ちのメスグマはこの時期発情したオスから逃げるために人間の生活する場所の近くに住む傾向がある。そのため、人身事故が発生しやすくなる可能性がある」と話した。日曜日には長野県で46歳の男性がクマに襲われて亡くなった。慶応大学教授・中室牧子は「調査によると、クマのエサになるブナの実がすごく少なくなっていることが出現率を高めているという話もある。地元の新聞社やラジオ局が出没マップを作っているので、それを見ることが大切」などとコメントした。