きょう番組が訪ねたのは、東京中央日本語学院。1200人以上いる生徒のうち半数程度は中国からの留学生。生徒の1人は、中国にいる友人から「日本への渡航を避けるように」という中国のニュースを送られてきたとのこと。中国国民に対して、日本への渡航自粛を求めている中国政府。きっかけは、高市総理の、台湾有事が起きた場合自衛隊が武力行使に踏み切る可能性があるとの認識を示したことだった。これに反発した中国。きのうは、中国教育省が日本への留学を慎重に検討するように呼びかける事態になった。今年9月までに日本を訪れた外国人は、約3165万人。中国とおなじく自粛を求める香港だけで全体の3割を占める。影響は中国側にも。懸念を示したのは、ビザの申請を請け負う旅行会社。日中間の緊張が高まるなか、外務省・金井アジア大洋州局長が先程北京に到着した。明日にも中国外務省の局長と会談し、高市総理の答弁について「これまでの立場を変えるものではない」などと説明する方針。
