プロ野球のセ・リーグCSファイナルステージ第2戦。巨人VSDeNA。初戦を落とした巨人は先発をエース・菅野智之に託す。菅野は入団1年目からチームトップタイの13勝を挙げると、先発ピッチャーに与えられる最高の栄誉「沢村賞」に2年連続で輝くなど、“巨人のエース”として輝かしい成績を残してきた。しかし、菅野智之が唯一、達成していないのが“日本一”。プロ11年でチームは3度の日本シリーズに進出するも、日本一には届かなかった。2020年のリーグ優勝を最後にチームも低迷。菅野自身も昨シーズ、ケガの影響もあり自己ワーストの4勝に終わった。危機感を覚えた菅野智之は休日を返上し、自身の復活とチームの日本一へ、必死にトレーニングを続けていた。すると今年、去年逃した開幕ローテーションに返り咲いた。菅野は勝利を積み重ねると、リーグ最多の15勝をマーク。さらに、最高勝率(.833)の2冠を獲得。菅野の完全復活とともにチームも復活し、4年ぶりにリーグ優勝を果たした。そして、菅野智之は今月、夢であったメジャー挑戦を表明。まずはその前に自身初の日本一を目指すが、それにはクライマックスシリーズ突破が絶対条件。勝負のファイナルステージ第2戦で菅野が魂のピッチングを披露する。菅野は初回から2つの三振を奪うなど4回まで無失点のピッチングをみせる。5回表、DeNA・森にタイムリーヒットを打たれ先制を許す。6回ウラ、4番・岡本和真がタイムリーを放ち同点に。7回表、DeNA・オースティンにホームランを打たれる。その後、逆転を狙う巨人だったが、DeNAのリリーフ陣を前にヒットを打つことができず連敗。DeNA2-1巨人。