フランス「国民議会」議事堂から中継。まもなく内閣不信任案の採決が行われ可決する見通しとなっている。トランプ政権誕生を前にヨーロッパではドイツ、フランスと政権崩壊の危機が続いている。追い込まれたフランス・バルニエ首相は3日の国民議会(パリ)で「確かなのはあす審議される不信任案によって事態はより困難で深刻になるということ」と訴えかけた。きっかけは財政赤字の削減を盛り込んだ来年度予算案の採択をバルニエ首相が強行したことでこれに左派と極右が手を組みノーを突きつけた。7月に決選投票が行われたフランスの総選挙で、マクロン大統領率いる与党は敗北、連立内閣の首相に担ぎ上げられたのが、少数派の中道右派、バルニエ氏でそもそも政権基盤は脆弱だった。
もう1つの大国、ドイツでも政治の混迷が深まっている。就任以降、3党による連立政権を維持してきたショルツ首相。先月、財政政策などを巡って対立が深まり連立政権が崩壊、来年2月に総選挙が行われる見通し。求心力低下が著しいヨーロッパのリーダー、予測不能な米国の次期大統領と渡り合えるのか。
もう1つの大国、ドイツでも政治の混迷が深まっている。就任以降、3党による連立政権を維持してきたショルツ首相。先月、財政政策などを巡って対立が深まり連立政権が崩壊、来年2月に総選挙が行われる見通し。求心力低下が著しいヨーロッパのリーダー、予測不能な米国の次期大統領と渡り合えるのか。