ECB(ヨーロッパ中央銀行)は、6日の理事会で政策金利を0.25%引き下げると決定。利下げは2019年以来、4年9カ月ぶり。ECBの主要政策金利は4.25%。民間銀行がECBに資金を預ける際の中銀預金金利は3.75%にそれぞれ引き下げられる。ECB・ラガルド総裁は記者会見で「ユーロ圏のインフレ率が低下し続けていることが利下げの判断につながった」と説明。一方で物価上昇率の今後の見通し位ついては、2024年が2.5%、2025年は2.2%とそれぞれ上方修正された。ラガルド総裁も「インフレ圧力は依然強い」として、追加の利下げを急がない姿勢を示した。