為替の変動について伝えた。野村証券・後藤祐二朗が電話で解説。ドル/円予想レンジは158.00円〜159.00円。昨日は米国小売売上が市場予想を上振れ、ドルが主要通貨に対し買われる局面があったが、本邦介入への介入警戒もありドル円は158円台半ばの小動き。本日はFRB・ウォラー理事講演が予定され、7月のFOMCに向けた発言自粛期間入りを前にした発言が注目となるが、市場参加者の注目は徐々に月末の日米金融政策イベントに集中。ドル円など主要通貨は膠着感が強まりそう。注目ポイントはFRB利下げ開始への地ならしと株価の反応。6月コアCPIが前月比0.1%と下振れ、9月にも米国利下げ開始との期待が強まっている。7月FOMC、8月後半のジャクソンホール会合などで9月利下げへの地ならしが進めば、ドル高圧力が弱まりそう。対円でドル安が進むかは、米国金利低下とともに株安やボラティリティー上昇が進むかも重要。FRBハト派化を期待した株高との構図が続くかが夏場の円相場にとって重要となりそう。