トランプ氏が日本製鉄のUSスチール買収に改めてノーを突きつけた。ニューヨーク・タイムズは「ディールが成立する可能性はほどんどないだろうと示唆している」などと報じている。元々USスチールは去年の8月にクリーブランド・クリフス社から買収提案を受けていて、これを拒否した上で去年12月に日鉄の買収提案に合意している。クリーブランド社は日鉄の買収によるUSスチールの影響力拡大を懸念し、全米鉄鋼労組と組んで反対運動を展開。大統領選の期間とも重なってトランプ・バイデン両陣営が買収に反対する流れとなった。原田氏は「日本製鉄に利があるのは間違いない。ただそれだけでうまく行かないのがトランプ2.0でそこをどう考えるか」などとコメントした。