世界遺産「ドンパヤーイェン-カオヤイ森林群」を紹介する。ドンパヤーイェン-カオヤイ森林群には絶滅が危惧される動物たちが生息している。カオヤイ国立公園では野生動物を守るため森に入れる場所が限られている。森に入り野生動物カメラマンのチョークニティさんが気づいたのはサイチョウの鳴き声で見つけたのは絶滅の恐れがあるオオサイチョウだった。他にもクロオオリスなどを発見した。木には実なっており、木の実を食べる生き物達にとって貴重な食料となっている。また落ちた果実もサンバーなど地上の生物の食べ物になっている。さらに森を進むとマレーグマの爪痕を発見。マレーグマは体長150cmほどで好物の木の実を食べるため毎日木を登り降りする。シロテテナガザルは尻尾のない類人猿で毛が黒い個体も存在する。ボウシテナガザルは頭の毛が黒く帽子を被っているように見えたことから名付けられている。カオヤイ国立公園はシロテテナガザルとボウシテナガザルの生息域が重なる貴重なエリアとなっている。