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「クロメ」 のテレビ露出情報

宇和海の沖合に設置されたかごにクロメが入っていて、藻場再生へ向け9月に設置した。実証実験を呼びかけたのはダイビングスクールの代表の中岡さんで16年前八幡浜市に移住し毎日のように海に潜っている。宇和海に異変が起きていると危機感を覚えている。現在食害が起きている。原因の1つは地球温暖化で宇和海でも水温が上昇し元々九州などの暖かい海に生息していた魚が増加し海藻を食べ尽くす磯焼けが進んでいる。漁業にも影響が出ている。海藻をエサにする貝類の漁獲量が減っている。八幡浜漁協のアワビの水揚げは平成26年度の10.5トンから昨年度の2.8トンと7割以上落ち込んでいる。
3月から藻場の再生実験を始めた。藻場には二酸化炭素を吸収する効果がある。水産資源の回復とともに気候変動対策としても必要だと考えている。実験では水深約8mに縦横90cmのかごを設置した。アイゴなどに食べられないよう網をつけクロメの胞子を付着させる計画である。陸上でも実験を行っている。乾燥させ刺激し胞子の放出を促している。レンガに付着させ、海に戻して育てる。

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