日本が「太平洋・島サミット」を行う背景には太平洋島しょ国での影響力を中国が強めていることがある。これまでアメリカの影響力が強かった太平洋島しょ部だが、中国も島しょ国に対し手厚いインフラ支援を進めていて、軍事基地の建造を狙っているものとみられる。ソロモン諸島は中国と安全保障協定を締結し将来的に中国海軍の拠点も建設されることが懸念されている。また、2019年にはキリバス・今年はナウルが台湾と断交して中国との国境を結ぶ様子が見られる。通信技術の提案の背景には日本政府にとって中国・ファーウェイに対抗する意味合いもあるものとみられる。