柔道界の無敗の女王阿部詩は圧倒的にスピードとキレを誇る立ち技を武器に東京オリンピックから個人戦は無敗で現在も記録を伸ばし続けている。阿部詩が最後に敗れたのは2019年のフランスの強豪のプシャールに組手で袖を掴まれ立ち技を封じられ、肩車で技ありを取られ判定負けに。この敗戦をきっかけに阿部詩が強化したのは立ち技から寝技にうつる際の動き。立ち技が封じられてもそこから寝技に持ち込むスピードを追い求めてきた。迎えた東京五輪では決勝の相手は因縁の相手ブシャール。勝負は延長戦へ。長い激闘の末に金メダルに。高藤直寿は相手が膝をついた瞬間間髪いれずに左手を差し込んで寝技に移行していたがそのスピードがあり一連の流れとして練習しているために実を結んだという。以降、国際大会29連勝中。