ジャンプ男子ノーマルヒル決勝が行われ、飛距離100m超のジャンプが連発する中、1本目のジャンプでオリンピック初出場の二階堂蓮は6位、小林陵侑は7位。観客の中に二階堂の父・二階堂学さんがいた。父・学さんは元スキージャンプ選手。二階堂も父親の影響でスキージャンプを始めた。学さんは1991年にイタリアで開催された世界選手権に出場し、同じプレダッツォ・ジャンプ競技場が舞台だった。今回、二階堂が着けていた赤と黒のヘルメットは父が届けたという。父がなしえなかった夢を父が飛んだ競技場で果たした。2本目のジャンプ、残り5人のところで二階堂はトップに立った。その後、スイス代表のグレゴール・デシュバンデンが飛距離107mの大ジャンプ。二階堂と同じ266.0点をマークし異例の同率順位になった。銅メダルを獲得した二階堂とデシュバンデンは表彰式で仲良く肩を組んで表彰台に上がった。競技終了後、父・学さんと抱き合う二階堂の姿があった。二階堂は「父さんの前で取れたのはうれしかったので強く抱きしめた。両親には感謝しかない」と語った。父・学さんの目には涙が浮かんでいた。
