黒田博樹がツーシームの極意を語った。黒田が本格的にツーシームを投げ始めたのはメジャーに移籍した2008年のことだった。体力的に自分のパフォーマンスを継続するのが難しくなってきて、ツーシームで負担を減らそうと考えたという。黒田はグレッグ・マダックスからツーシームの投げ方や投球術など多くを学んだという。ツーシームはひとつの握りで2種類の変化をつけていた。左バッターに対してはマダックス直伝のフロントドアを駆使していた。ツーシームは大きく曲げようとするとフォーシームの質が落ちる可能性があるという。ツーシームはあくまでもファーストボールで、わずかに動けばいいという。