日本軍機の特攻を受けて航行不能となり沈没処分された米軍の掃海駆逐艦エモンズが沈む古宇利島の海を調査してきた菅教授は、フォトグラメトリーというデジタル技術を活用してエモンズを立体的に再現した。再現されたエモンズの砲門は水平方向を向いていたことから、特攻機は水面近くを飛んで突入したとみられる。エモンズの横には特攻機のものとみられる車輪が落ちていた。特攻に飛び立った約300機の中で旧式で低速の九八式直接協同偵察機に乗っていた誠飛行隊は、大刀洗陸軍飛行学校の教官と助教で編成された特攻隊だった。学校は廃校になることが決まっており、教官助教が余剰人員となって特別編成が組まれた。
