アフリカ南部のザンビアには世界の銅生産量の1割相当が埋蔵されているといわれている場所がある。その名もカッパーベルト(銅の地帯)。面積は九州にほぼ匹敵する。先月、日本の商社やメーカーなど約20社がこの地を視察。カッパーベルトは銅含有率が世界の産地と比べて高い傾向が分かっている。カッパーベルトにはすでに各国が進出し始めている。中でも20年以上開発を進めてきたのが中国。中国に負けじとカッパーベルトを狙うのがアメリカ。米中の後を追う日本は効率的に銅の鉱床を見つけるため衛星画像を活用している。HISUIから送られる画像を経済産業省が所管する法人が日々解析。さらに、現地には強力なパートナーも。ザンビアの地質調査所の研究者の多くが日本の教育・研修を受けている。ここでは15年に及ぶ日本の支援で衛星画像だけでは分からない地盤や地質調査を行い、毎年、地質図を作成している。日本は最新の地質図を他のどの国よりも早く入手することで銅をめぐる情報戦を有利に運ぼうとしている。
