愛知・幸田町には町のあちこちに小高い森が点在している。米作りが盛んで里山の風景が今も色濃く残っている。畑では筆柿が栽培されている。森の中の大きなため池の水は子作りなどに使用されている。その水源は森を流れるいくつもの小さな沢。幸田町にはこうした鎮守の森がたくさんある。サンコウチョウは東南アジアなどから渡ってくる鳥。巣はコケを蜘蛛の巣でからめ周りに杉の皮を貼り付けてつくる。森は夏鳥たちにとっても大切な場所になっている。
竹林は成長が早く、放っておくとあっという間に里山を荒らしてしまう。幸田町では昔から町中の竹林を順番に切って竹の勢いを食い止めている。作業の担い手は神社の氏子たち。切った竹は手筒花火の筒に使われている。9月下旬になると筆柿が実り農家は収穫に追われ、作業が一段落するころに祭りの日がやってくる。祭りが終わると秋本番。夏鳥たちはいなくなり、冬鳥のモズなどがやってくる。
竹林は成長が早く、放っておくとあっという間に里山を荒らしてしまう。幸田町では昔から町中の竹林を順番に切って竹の勢いを食い止めている。作業の担い手は神社の氏子たち。切った竹は手筒花火の筒に使われている。9月下旬になると筆柿が実り農家は収穫に追われ、作業が一段落するころに祭りの日がやってくる。祭りが終わると秋本番。夏鳥たちはいなくなり、冬鳥のモズなどがやってくる。